第3回 令和5年5月12日

午前の部  熱中症の予防と対策・サルコペニアフレイルについて

講師 大塚製薬工場 土岐 晃平 先生

 

熱中症のニュースがよく聞かれる季節となりました。

 

タイミングよく今回の講座をしっかり聞き、熱中症にならないよう、又近くの人が

熱中症になった時の対処法を勉強する機会となりました。

 

我々高齢者にとって、転倒した後の恐ろしさ、転倒予防で最悪寝たきりにならないため

普段からの食事と運動の大切さを勉強できました。

 


熱中症について

昨年の熱中症による救急搬送者数は7万に人を超えていたようだ。死亡した数は80人ほど(65歳以上の高齢者が80%)ビックリです!

また毎年救急搬送され数は増加傾向にあるようです。

 

熱中症になる要因として高い気温だけでなく湿度も大きく影響している事も分かりました。

日本は湿度の高い国ですから、気を付けなければならないですね。

毎年気温が上昇しており、今年も暑い夏が到来されるとの予測が、気象庁から発表されております。

 

夏を迎える前に、今やるべき対策は

 発汗に慣れておくこと。・・・ ①ウォーキング、ジョギングなどで汗をかく運動をしておく ②お風呂に入り汗を出すように


転倒予防

年齢とともに筋肉量は減少していくが、個人差があるとはいえ60代から大巾に減少していき足の筋肉が衰え、歩幅が狭くなり、少しの段差でつまずく、転倒につながっていく。そのことを自覚していることが大切だ。

 

講師の指導の元、「開眼 片足立ち」 「椅子立ち上がり」を時間を計って全員やってみる。

筋肉量を保つためには・・・適切な運動や食事が大切 運動「かかと上げ運動」 食事「毎回の食事でタンパク質を増やす

サルコペニアフレイルとは

サルコペニアとは「筋肉量が減少し、筋力や身体機能が低下している状態」を示す言葉です。 サルコペニアは、特に高齢者の身体機能障害や転倒のリスク因子になり得るとされています。 一方、フレイルとは「加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった状態」を示しており、いわゆる「虚弱」です



午後の部  おもしろ仏像講座

講師 仏像ナビゲ-タ- 樋口 隆秀 先生


 

先生は、旅行会社の添乗員として世界各国を旅行者を案内をされてこられた方です。

 

仏像などに興味を持たれていたのは学生時代からとの事で、定年後仏像ナビゲ-タ-

として、ご活躍されております。

府民カレッジを始め、大阪高齢者大阪高齢者大学でも講師として人気があるようです。

今さら聞けない仏像の疑問点・仏像の見方・仏像の区分・お釈迦様の生涯・四苦八苦


今さら聞けない仏像の疑問点

他の講座で受講生からのアンケ-ト結果について一覧にしたものですが、我々死んだ際に「三途の川」を渡るのにお金が必要と聞いていたが

いくらいるのか  

回答は【6文銭】との事・・・現在の貨幣ではいくらか? 船賃として300円位では(初乗り区間位の金額では)

 これくらいならなんとか「あの世」へいけそううだなあ!!(笑い)

仏像の見方・区分

見方…①美術的 鑑賞 ②様式的 鑑賞 ③こころを探る このように見ていけばよいとの事(なかなか難しいですね)

区分…仏像によって段階がある ①如来 ②菩薩 ③明王 4⃣天部  (これらは人間社会で言えば社長・部長…というような段階)

 これら基本的な知識を持って仏像を見ていくとより理解が深まるようです

お釈迦様の生涯・四苦八苦

生涯・・・29歳までは王子時代 29歳で出家(苦行の時代) 35歳 成道・説法時代 80歳 涅槃となる

四苦八苦・・・下記の事から普段使い慣れている言葉ですが仏教から出た言語だったのですね

 非常な苦しみ。また、あらゆる苦しみ。仏教で、生(しょう)・老・病・死の四苦に、愛別離苦・怨憎会(おんぞうえ)苦・求不得(ぐふとく)苦・五陰盛(ごおんじょう)

 苦の四苦を加えた言葉

 



午前の熱中症対策・・・熱中症になりやすい年齢は、子供と高齢者が特に注意が必要です。 のどの渇きや暑さに気付くのが遅い

これからは定期的に水分補給をしましょう!

 

午後の仏像・・・もっと若い時から聞いておけばよかった(これからも仏像を見る機会があるだろうから今日の事をしっかり覚えておこう)

 

  今日は有意義な一日となりました。 有難うございました。